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新潟県長岡市

高齢化率70%!ムラのじじ・ばばが運営する宿泊施設の活性化プログラムを考 えろ!

団体名

地域コーディネーター/(公社)中越防災安全推進機構

フィールドワーク日程

・フィールドワーク1:10/02(金)~4(日)
・フィールドワーク2:12/4(金)~6(日)

地域の課題・受入の背景

◆◇長岡市とは
新潟県長岡市は毎年3mもの積雪がある過酷な自然環境に加え、幾度もの自然災害に見舞われてきました。特に平成16年に発生した中越大震災では、大きな被害を受けた山間部を中心に、人口減少、高齢化という過疎化の流れが一気に加速しました。しかしそれでもなお、自らのふるさとを守り続けるため、魅力あふれる山の暮らしを後世に残していくために、逞しく前へ進んできた地域です。
今回のフィールドとなる長岡市小国地域法末集落は、長岡市街から車で1時間の山間地に位置する42世帯の小さな集落です。中越地震では甚大な被害を受けましたが、廃校になった小学校を活用して、地域住民自らの手で青少年育成のための宿泊施設「法末自然の家やまびこ」を運営し、都市農村交流による地域活性化に取り組み、復興のトップランナーと呼ばれるようになりました。「やまびこ」の存在は、今や法末集落のアイデンティティの一つとなっています。


◆◇地域課題とは
法末集落は、震災前は53世帯119名いた人口が現在では42世帯71名に減少し、高齢化率も73%まで引き上がり、集落の存続が危ぶまれはじめています。このような状況で、集落のアイデンティティである「法末自然の家やまびこ」の運営や都市農村交流活動を今後も維持・発展していくためには、「やまびこ」の売上や収益性の向上、さらには農業などを組み合わせて、ここに暮らし続けるための“生業”を育て、新たな担い手を確保していく必要があります。
このため、交流から滞在(短期インターンシップ等)→移住(長期インターンシップ、地域おこし協力隊等)→定住という一連の仕組みを作っていくことが求められます。このような考え方にもとづき、本プログラムでは、集落のアイデンティティを守り、かつ新たな担い手の仕事づくりに向けて、「やまびこ」を中心としたビジネスモデルづくりに着手したいと考えています。

参加者に特にすすめたいその地域にしかないイチオシのポイント

本プログラムでは各地、課題解決に取り組む中小企業1社が挙げられております。
5か月を通じてチームと共に、その企業への課題解決・経営革新に向けた提案を練り上げます。
地域の特色ある、そして熱意あるイチオシの企業となっております。
是非チェックしてください。
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◆◇本プログラムを通じて皆さんが課題解決に取り組む中小企業

企業名:株式会社 もったいない村
代表者名:村山博幸
従業員数:15名(パート13人)
設立年度:平成22年 6月24日
業種:一般食料品小売業(農産物等の直売)及び葬祭場の運営
HPアドレス:http://www.mottainaimura.com

弊社は、地元に眠っている資源や人材、雪国の知恵や技が生かされていないのが“もったいない”という思いから、これを活用することをモットーに「もったいない村」と名付けた農産物直売所を運営しています。お客様の多くは小国住民で、私たちとしても、買い物に不自由なお年寄りなどがご利用いただけるよう、日用品なども取りそろえ、配食事業なども展開しています。弊社では、地域の産物や日用品の販売などを通じて、小国の元気づくりに貢献したいと考えています。
今回のプログラムの舞台である「法末自然の家やまびこ」は、年間1,500人の利用者が見られ、稲作や雪掘りなどの農村体験の実施、郷土料理を取り入れ、地元の農産物を使った食事を提供するなど、幣社もやまびこの運営をサポートをさせていただいています。しかし一方で、集落の人口減少や高齢化などによって「やまびこ」の運営を維持していくのが難しくなってきているという課題があります。
これまで復興のトップランナーとして地域づくり活動をけん引してきた法末集落の元気がなくなっていくことは、小国地域の大きな損失につながります。弊社では、“小国の元気が会社の元気”という考えのもと、本プログラムを通じて、法末振興組合と連携し、「法末自然の家やまびこ」の活性化プランづくりに取り組みたいと考えています。


◇考えれる企業課題
① 担い手の問題
法末集落では高齢化率が70%を越え、これまでと同様に集落住民総出でやまびこを運営するという体制を継続していくことが難しくなってきています。地域の住民の方が“ボチボチ”とやまびこに関わる仕組みに切り替える必要があり、その分運営を支う担い手となる人材を雇用する必要があります。そのためには「やまびこ」で収益を生み出す仕組みづくりが必要です。

② 魅力的な体験メニューづくりと情報発信
現在提供している体験メニューは、田植えや稲刈りなどの農作業体験が中心で、各地の農村で実施されているものとの差別化が図られていません。そのため、法末集落の資源を活かした魅力的な体験メニューづくりが求められるところです。また、情報発信の面では、「やまびこ」ではリピーターは多いものの、これまでは行政の情報発信に頼るのみで、新規顧客の開拓に取り組めていないという課題があります。本プログラムでは、①②の部分に着目して、やまびこに対して新たな提案を行いたいと考えています。

③ 担い手を生む事業モデルづくり
上記2つの課題に対して、実際に新たな担い手を雇うためには、どれだけの売上(単価×客数)が必要なのか、その際の支出、さらに収益はどの程度挙げられるのかなどを試算する必要があります。今後「やまびこ」や法末集落での都市農村交流事業を継続して行うための、『新たな収支モデル』づくりを行う必要があります。

プログラム・アカデミー生に期待すること

◇企業担当者からのメッセージ
株式会社もったいない村/村山 博幸 さん

“山間部の宿泊施設の活性化”というテーマですが、まずは一人ひとりができることを考え実行していきたいと考えています。外の視点、若者の視点で気づいたことや新しい提案をどんどん言っていただきたいと思います。新潟にある小さな山あいの取組ですが、是非一緒に盛り上げていきましょう。

参加者へのメッセージ

◆◇コーディネーターより
新潟県長岡市小国地域は、積雪3mを超える特別豪雪地帯。その厳しい自然環境に暮らし継いできた地域の生き抜くチカラはとてつもなく高く、同時にとても魅力的に映ります。ここに暮らす人々は、家族のように互いに互いを支えあい、笑い合って生きています。そんな地域の人柄に惚れてやってくる移住者もいます。
「やまびこ」の活性化を通じて、「限界じゃない集落」づくりを一緒に考え、共に活動していただける方をお待ちしています!

(コーディネータープロフィール)
公益社団法人 中越防災安全推進機構 ムラビト・デザインセンター/金子 知也 さん

1977年神奈川県三浦市生まれ。大学卒業後、社会人を経て、退職を契機に1年間の山籠もり生活。その後6次産業化、農村起業支援、移住促進などをテーマに、地域づくりコンサルタント会社を設立。中越地震の復興地域づくりの現場に魅かれ、2012年にIターン。これまでの自身の経験を活かし、中山間地の担い手育成のためのインターンシップ事業「にいがたイナカレッジ」を立ち上げ。各種地域づくり活動のサポート、道の駅・農産物直売所の立ち上げなどを行うほか、新潟県の人口問題対策の委員などを務める。

東京までの交通手段

主な交通手段 トータルの所要時間 必要金額
東京ー(新幹線)―長岡 2時間(片道) 9,000円(片道)
東京ー(高速バス)-長岡 5時間(片道) 3,000円(片道)