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岡山県笠岡市

瀬戸内の島に若者がチャレンジする仕事をつくり、魅力的な「海社(カイシャ)」にする

団体名

地域コーディネーター/NPOエリア・イノベーション

フィールドワーク日程

・フィールドワーク1:10/02(金)~4(日)
・フィールドワーク2:12/4(金)~6(日)

地域の課題・受入の背景

◆◇笠岡市とは
岡山県南西部に位置する瀬戸内海沿岸の港町。大小31もの島々(有人島は7つ)がある笠岡諸島があり、多島美が魅力の地域。日本4大石材産地の一つで、古くから養鶏業や麺業が集積している。人口約52000人で、ここ数十年間の人口は漸減状態。高齢化率約33%(全国平均約25%)。

◆◇地域課題とは
地域の資源を活かした新たな地域の仕事づくりです。笠岡諸島においては、多島美とともに漁業資源をはじめ、豊かな自然資源があるものの、それが観光を含めてうまく仕事化されていないのが実態です。また、諸島最大の産業である石材業が、海外の産地との競争などで衰退し、「石の島」である北木島においては2000人以上の人口が今や900人弱、諸島全体でも15年前は4000人以上いた人口が今や約2000人と半減、高齢化率64%と、次の担い手と新たな仕事づくりが求められています。

参加者に特にすすめたいその地域にしかないイチオシのポイント

本プログラムでは各地、課題解決に取り組む中小企業1社が挙げられております。
5か月を通じてチームと共に、その企業への課題解決・経営革新に向けた提案を練り上げます。
地域の特色ある、そして熱意あるイチオシの企業となっております。
是非チェックしてください。
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◆◇本プログラムを通じて皆さんが課題解決に取り組む中小企業

企業名:NPO法人かさおか島づくり海社
代表者名:鳴本 浩二 理事長
従業員数:64名
設立年度:2009年
業種:特定非営利活動
HPアドレス:http://www.shimazukuri.org/

かさおか島づくり海社は、島同士の連携の活動から始まり、島民主体の活動の中から生まれた法人です。地域の公共的役割を担い、島民の創意工夫と連携強化により、笠岡諸島の自立的発展、島民の生活や福祉の向上を目的として活動を行っています。このため、人口の一番多い北木島に本社を置き、その他各島に支社を置き、その島民からなる理事で運営しています。「海社」のネーミングも、「会社」をイメージしており、経営感覚をもって島を運営していくという意味です。
事業に関しては、地域における課題に対して事業を行うことで雇用を創出し、地域づくりを仕事とできる仕組みづくりを進めています。事業は「島の産業」「暮らし」「島とまちの交流」「学び」と4つの側面から展開しています。
産業面では、笠岡諸島近海で穫れた天然魚を伝統製法で熟成させた『魚々干(とっとぼし)』、その他笠岡諸島の特産品の販売および情報発信。暮らしの面では、「島で最後まで暮らしたい」という島民の声にこたえるための『海社デイサービス』(通所介護施設)の運営、買い物支援サービス、まちとの交流ではツーリズム、学びの面では保健福祉を学ぶ学生の実践学習の支援を行っています。

◇考えれる企業課題
若者の雇用につながる仕事づくりと、発信できる職場づくりです。行政や地域から求められ、様々な地域の困り事解決を事業にしてきました。中でも主となる事業はデイサービス事業です。しかし、島の高齢化の状況や介護を取り巻く状況を考慮すると、デイサービス事業は頭打ちになってくることは明白です。このため島の様々な課題解決に取り組むためにも「きちんとした事業」をつくっていくことが必要です。つまり、若者を雇用し、持続可能な事業です。
『魚々干』においては、当初2000万円の売上を予想していましたが、現在地元百貨店などへお歳暮・お中元向けに400万円の売上に留まっています。しかし、商品の評価からすると、まだ見ぬお客様がいるのではないかと思っています。また、笠岡諸島と特産品の情報発信と販売拠点として、商店街の一角に『ゆめポート』という拠点を設けていますが、アイデア不足もあり、拠点を活用した発信と販売が課題となっています。
そして、若者にとっての魅力的な「海社(カイシャ)」として発信していきたいのですが、目指す所からいうとまだまだです。社内外から魅力的な職場として評価され、発信できる環境にしていきたいです。

プログラム・アカデミー生に期待すること

◇企業担当者からのメッセージ
NPO法人かさおか島づくり海社/守屋 基範 さん

今までの島の流れであった「島を出ること」と逆の流れをつくりたい。そのためにも若者がチャレンジする仕事づくりを進めていきたと考えています。かさおか島づくり海社では、地域のことをしていく中で、儲かる儲からないに関わらず、「やらないといけない」こともあったりと、次の仕事づくりに向けて、時間をとり、試行錯誤ができていないのが現状です。皆さんのご経験やアイデアと一緒に考え、走ることを楽しみにしています。

参加者へのメッセージ

◆◇コーディネーターより

瀬戸内ど真ん中・笠岡諸島は、課題最先端であり、皆さんの価値観を変えうる場所ではないかと、これまでのインターンシップコーディネートの経験から思います。何より、「地域のことを本気で考え、行動してきた」尊敬すべき方々がいらっしゃいます。そんな大人と皆さんの好奇心(関心)、ご経験、感性などが化学反応することで、笠岡諸島を支える海社の次の仕事づくり・環境づくりにつながっていくのではないかと期待しています。

(コーディネータープロフィール)
NPOエリア・イノベーション/藤井 智晴 さん
1981年岡山県総社市生まれ。大学時代のインターンシップと事業立ち上げの経験から、地域と若者の接点に問題意識をもち、岡山大学職員、株式会社リクルートを経て、2010年に起業。「若者と地域をつなぐ」をテーマに、NPO、まちづくり協議会、行政、企業と多様な連携先と、地域づくり、地域の仕事づくり、企業革新という切り口で、人材育成並びに課題解決型インターンシッププロジェクトを立ち上げてきた。現在まで全国約30大学80名の学生のコーディネートを手がけている。

東京までの交通手段

主な交通手段 トータルの所要時間 必要金額
東京駅ー(新幹線)-笠岡駅ー(フェリー)-豊浦港 4時間45分(新幹線4時間、フェリー45分)(片道) 17,500円程度(新幹線17,000円、フェリー500円 程度)(片道)